【WARNING!!】
この記事は本当はもう少し院内の規定や厚労省通知等をよく読んでから書きたかったのですが、なかなかゆっくり読む時間がないまま書きました。なので誤り等があるかもしれません。あくまで第一報ということで”ひまつぶし”程度にお読みください。
年末から新コロ経口治療薬・モルヌピラビル(ラゲブリオⓇ)が承認されたァァァァと世の中をにぎわせております。沼の底病院にも年末より入荷しました。
「TVでは足りない足りない~なんて煽っているけど、実際のとこどうなんすか?」
……実は沼の底病院では2回しかお目に掛かったことがありませんw(※入院患者のみ)
というのも軽症者対象なので使うかどうかが難しいところなのでしょうか。また特例承認ということもあり患者の同意書を取得しなければいけないのですが、(同意が得られなくて)同意書が取れない…というケースがまぁあります(アビガンもそうだった)。軽症ならわざわざよくわからないクスリに手を出す必要性があるのか…といったところなのでしょうか。
※ちなみに使用例n=2は軽症ではとどまりませんでした。
そしてこのクスリ、沼の底病院では外来患者にもし処方するなら院内処方扱いで処方しようとなっています(ただし、前述のように外来患者に処方されたことはまだありませんが…)もし、そのような外来患者が来たら、発熱外来にくすりやが調剤したクスリを持っていき渡して帰宅していただく計画です(※ただし外来職員に。患者とは接触しません)
しかし、都会って調剤薬局に院外処方箋を持っていくそうですね(あくまでTVを見ただけで田舎者ゆえ詳細は知りませんが…)
でも、これって……そこまでして院外処方にする意味ある?????
もちろん、「クスリの数が限られているので1つの医療機関がそんなに在庫を持てなくて…」だそうですが、とりあえず薬剤師が常駐している総合病院はラゲブリオに関しては院内処方にすればよくないですか?(既にそうしているとこはスミマセン)。個人のクリニックで発熱外来を開設している場合は流通量が厳しいならせめて1瓶だけおいておいて、それ以上に処方が出た場合は特定の近隣調剤薬局と連携しておきクリニックに薬をもってきてもらえばいいのでは?いやだって、この薬は発症後とにかく早く服用することが重要でかつ、院外処方にして調剤薬局が応需した場合、患者宅まで置き配で届けるから翌日になることも…って
それ、意味なくね??
調剤薬局も配達の負担が増えるし、誰もいいことないですよ??
そもそも、沼の底病院や近隣の総合病院は新コロ流行開始時より発熱外来受診者に関しては院内処方にして(外来職員から患者に薬を渡して)帰っていただきます。これは新コロかもしれない患者を不用意に動かすことがよろしくないからです。ですが世の中は結構、PCR検査者にも院外処方箋を出して調剤薬局にはフラッと発熱患者が来ていたりするそうです…?(あくまで伝聞です)
……そこまでして院外処方にする必要ある??
とりあえず薬剤師が常駐する総合病院なら院内処方すればいい。クリニックでも発熱患者は大抵カロナールか咳止めかくらいしか処方しないからその人だけ院内処方で対応してほしい。もちろん小児は散薬や水薬メインなのでクリニックでは難しいかもしれないですが…
やはり、感染している(かもしれない)患者を動かすことはリスクがあるし、何より本人もしんどい。調剤薬局側もあくまで店舗なのでそこまで感染対策のハード面に力を入れられているわけでもない。国の方針でどんどん院外処方になりましたが、せめて緊急事態のときくらいは臨機応変な対応はできないものかと思ってしまいます、、、。
以上、田舎者のぼやきでしたw
今日も読んでいただきありがとうございます。またのご訪問お待ちしています!
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