随分更新していませんでした。
…というのも、手術室当番をクビになったと書きましたが、実はこれだけではなく同時に調剤室のパシリもクビになり、まめ太は担当病棟を持つことになりました。というわけで最速で病棟業務を覚えるべく色々せわしなかったんですよね。まぁ、冒頭から予定通りsummer vacationを取ってやりましたがwまぁいいや。まめ太は定時で帰る主義、錆銭拒否ですのでw
さて、予告していたくすりや目線の手術室オンラインツアー、いきます!
このブログの読者はどうやら一般ピーポーが多いようなので素人向けに書きます。
まず、手術室でのくすりやの立ち位置ですがこれは病院によってかなりまちまちです。基幹病院ですと日勤帯は1人常駐させているところもあるようですが、中小になってくるとそんな人員を割くわけにもいかないので薬品の管理(補充とか)だけも多いです。また、扱ってる薬品もかなり病院によってバラバラなのであくまで沼の底病院のケースということでお願いします。
まず、手術室にはガチで手術している部屋にある程度薬品を置き、薬品庫(廊下挟んで別室)にも薬品を置いています。手術室内にはすぐに術中に使う薬品を置いていて1日の最後にオペ看が薬品庫内のセットと交換、翌日集計して使用した分をくすりやが補充(つまり、セットが2つあってそれを交互に入れ替えている)しています。また、薬品庫内の薬品も使用分は翌日に補充しています。
どういうくすりがあるのかを具体的に書いてもショーもないので簡潔に言うと、
作動薬と拮抗薬がセットでおいています。
たとえばヘパリンの拮抗薬はプロタミン、モルヒネの拮抗薬はナロキソン、ロクロニウムの拮抗薬はブリディオン、ベンゾジアゼピンの拮抗薬のアネキセート…といった感じです。
※ベンゾジアゼピンの拮抗薬のアネキセートは以前書いたアネレムですね。なぜかくすりやが麻酔科医に処方しろしろと言って大量期限切れを回避させましたw(おまいらが購入しろって言ったんだろ?!)
kusuriya-mameta.hatenablog.com
やばいものも多くあり、麻薬をはじめとして筋弛緩薬のロクロニウムや鎮静剤のプロポフォール…etcです。
実習に来た学生の説明でまめ太がいつもする話を1つ。
まめ太;「これはなんでしょーか?うん、エスラックス(ロクロニウム)!筋弛緩薬でーす!術中に気管挿管しやすくしたり、不用意に動かれると困るからするんです。で、拮抗薬は…?うん、ブリディオン(スガマデクス)だね!エスラックスは毒薬だね!毒薬の表記は…黒地白枠白字!そしてこれ1バイアルで…大人3人死にまーす!(はぁと)だから、記帳しないといけないし、行方不明になったらゴミ箱まで全部あさってそれでもわからなかったら警察に届け出てyahoo!ニュースにのりまーす☆イエイ」
…という十八番ネタですw
他にもヤバイものの代表例プロポフォール(ディプリバン)です。
まめ太;「みんなプロポフォールって知ってる?うん、白いクスリだね~
これは鎮静をかけるんだ。特に若い女性のオペって(麻薬とかの影響)術後の悪心嘔吐が多いからプロポフォールで管理してることがおおいんだ~プロポフォールといえばマイケルジャクソンだね!プロポフォール中毒死説あるよね~あとくすりやで有名なのは東京●子医大事件かなぁーあれからボーナスでなくなったりパワ●ラでオ㍗ルらしいね」
これも十八番ですw
……実際のモノを見せずにオンラインツアーってもはや妄想ツアーレヴェルで難しいですねw
とりあえず今日はここまで。続編は麻酔関連の話をします。
今日も読んでいただきありがとうございます。またのご訪問お待ちしています!