"くすりや"まめ太の処方箋

地方の病院で"くすりや"やってます

くすりやのお仕事解説②

前回の続きです。

麻薬担当についてですが、(医療用)麻薬はとにかく、管理が大変!数の管理はもちろんですが、書類が多い多い‥法律の縛りがあるので受け渡しの書類はもちろん、使わなかった麻薬(注射の余りなど)は適切に廃棄をしてその報告書を作成しなければいけなく意外にも書類作業が多いのです🤔。また、麻薬を落っことした、行方不明疑惑‥などたまに病棟で事件が起こると事実関係の調査や都道府県薬務課への届け出、そして内容によっては薬務課の立ち入り調査が入るなどとにかく大変!なので、麻薬担当を置いている病院が多いです。もし、麻薬がない‥!🤪なんてなると場合によっては記者会見ですからね‥😇


発注担当は実は重要な業務で、在庫切れになっても大変だし、かといってあふれすぎてもいけないし‥特に病院はとってもお高い薬(特に注射薬)やめったに出ないけど在庫を置いておかないといけない薬があったり、使用期限にも気を使いながら絶妙な塩梅で発注をかけなければいけません。他の医療職はそこまでモノの発注は意識することがないと思いますが、くすりやは「薬剤経済学」という分野で薬の購入や在庫管理が実は一つの学問になるくらい重要な業務です。※かの有名な「国境なき医師団」の薬剤師募集要項には「在庫管理、棚卸しができること」が挙げられてます。

(※ちなみに発注担当は新型コロナの関係でなかなか大変なことになってます。だって消毒薬が発注してもほとんど入ってこないから、院内の色々な部署への配分をどうするかなど頭をかかえていますからね‥他にも出荷制限がかかった薬など‥ね‥)

あまり馴染みがないものの説明はこれくらいかと思います。お馴染みの調剤業務についてはまた追々書いていきますので、ざっくりとした説明はこのくらいにしておこうかと思います。

今日も読んでいただきありがとうございます。またのご訪問お待ちしています!