"くすりや"まめ太の処方箋

地方の病院で"くすりや"やってます

看護師のレベルは病院のレベルに直結する

※今回はくすりやとは違う"よそさま"のお話です。

 

タイトルの通り、「看護師のレベルは病院のレベルに直結する」と思っています。

 

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アンサングシンデレラで「薬剤師は看護師のように親しまれない‥」とありました。医師は治療は行いますが、(特別処置がある云々を別とすると)入院したら1日1回か2回病室に様子を見に来るくらいでしょう。それに比べて看護師は複数回のバイタルチェック、投薬、配膳、その他諸々やって来ます。患者さんと最も接する仕事でしょう。ということは患者さんの異変に最も気づきやすい立ち位置です。また、薬剤師が調剤した薬をなんだかんだ最後に投与するのも看護師です。これはあってはならないことですが万が一、薬がモノ間違いや内容があまりにもおかしいものは看護師が気づくということもあります。さらに、薬剤師は処方が間違っていないかは確認しますが、看護師が医師から受ける投与の指示(いついつに点滴をどれだけの速度で投与しなさい、この飲み薬は夕方からは中止しなさいなど)はノータッチです。医師のおかしな指示も真に受けてはいけないこともあるかもしれません。看護師のレベルが高いと異変に気づいたり、他の職種のミスも気づくことができる、ゲートキーパーでもあるでしょう。また、どのように行動すれば医療安全上適切なのか、感染対策(標準予防策)など知識や経験も必要でしょう。

 

まめ太は身内が(沼の底病院とは別の病院)入院したことがありますが、何を聞いても看護師がトンチンカンだったことがあります。また、沼の底病院の先輩も「親が(別の病院に)入院したんだけど、看護師に何を聞いてもしても「はぁ・・・?」って感じなのよね😓」と言ってました。また、普段仕事をしていても「きっと意味を理解して仕事をしていないんだな、、」と思ってしまう看護師は、うーん‥なんだかよくわからない電話をかけてきたり、仕事がやりにくいですね。最も患者に接する看護師のレベルってやはり医療安全でも感染対策にも直結、しいては病院のレベルになるよねと思います。

 

さて、なぜいきなりこんなことを書いたかと言うと「コロナの重症者が増えたからベッドを増やせ!」「コロナ病院を作ったぞ!」なんて耳にしますが、でも結局「看護師がいなくてまわらないんです‥」

 

‥いや、当たり前じゃね?(´・ω・`)何をいまさら、、?


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コロナが出始めた第1波では特に地方では大学病院や基幹病院の大規模病院でのコロナ診療が大半でした。ハード面の整備など色々あるとは思いますが、その1つに「看護師の教育」が挙げられます。医師は特に地方では近隣の大学病院の医局からの定期的な派遣で回している場合が多いのでそこまで施設間での差は少ないかもしれませんが、看護師は1つの病院にずっと勤務していることが多いです。コロナ対応をしようとするとたとえECMOや人工呼吸器を扱わなかったとしても防護服の着方から練習する必要があります。ある程度のレベルならすぐに習得できるかもしれませんが、そうでなければなかなかすぐにはできません(指導できる人がいるかもあるかもしれません)。看護師の教育になかなか第1波は時間がかかったようです。

「とにかく看護師、ちょっと多めの給料や手当をあげるからコロナ専門病院に来てよ~」なんてところもあるみたいですが、とりあえず人をかき集めたとしてもある程度のレベルでなければ教育に時間がかかるし、まして人工呼吸器など集中治療は多くの知識と経験が必要で付け焼き刃では対応できないでしょうね。

 

今回は少し脱線して"よそさま"のお話をさせていただきました。あくまで外野?から見た景色ですが(^^;

 

今日も読んでいただきありがとうございます。またのご訪問お待ちしています!