"くすりや"まめ太の処方箋

地方の病院で"くすりや"やってます

【渡る世間は】チーム医療×意識高い系のイザコザ【鬼ばかり】

玉突き人事で担当病棟を持ってからは(※病棟担当以前からやってたものもあります)院内の色々なチーム・委員会に足を突っ込んでます(もちろん上からの命令です)。最近は診療報酬の加算の関係もあり、よほど小規模の病院でない限りNST(栄養サポートチーム)、褥瘡対策、糖尿病チーム、感染管理…といったとこでしょうか。

 

さて、チーム業務をするにあたり、中には研修を受講するものもあります。某日、まめ太は研修を受講することになりました。

 

「ふーん、で、それがどうした?」と思われる方が多いかもしれません。が、実はまめ太が研修を受講する(さらに言うとチームに入れる)というのはかなり異例に近いです。

なぜなら、ナンチャラ専門薬剤師や認定が絡む業務というのは暗黙の了解で年齢順、つまり年配から若い人の順に振り分けられます。でないと認定保持者の年齢構成バランスの問題があるからです。その研修は既にまめ太よりずっと後輩たちが受講し業務をおこなっております。なぜか、「まめ太さん、次研修受けてね~」との命が下り受講しました。

いやー、(研修受けたり)チーム業務に実際加わってみて思いました。

 

よくもこんな甘い汁、(他の連中は)ずっと吸ってたんだな。

 

まめ太は雑用専門薬剤師としてひたすらセントラル業務(内服や注射の調剤、在庫管理など)を行ってきました。1錠でも間違えてはいけないプレッシャーを抱えてひたすら椅子に座ることもなく(そもそも沼の底病院の調剤室に椅子は存在しない)雨ニモマケズ風ニモマケズ来る日も来る日も働き続けました。その陰で他の人たちはヤレ他職種やらチーム医療やらと言ってセントラル業務を見下し続けてお仕事してたんだなと。

 

本題です。New OTSUBONEのセンパイに、

 

まめ太、よくも薬剤部の代表としてチームに行ってるのにこんなこと言ってくれたわね。〇〇さん(他の職種)から聞いたわよ。「無理やりやりたくもない研修させられてる」みたいなこと言ったらしいわね。言葉には気をつけなさいよ!△△(チームの別の担当薬剤師)はもっとチーム活動やりたいのに回数減らされてるのに!あんたの研修の世話、どんな気持ちでやってると思ってるのよ!思ったことそのまま言ってんじゃないわよ!なんなのよ!!あんたなんてね、全然(チームの仕事内容)わかってないし、何年もチーム入ってないのに、△△や私みたいにずっと仕事してきて信頼関係もないのによく言ってくれたわね!!

と言われ、

とりあえず、これ以上こいつとは関わりたくないので、

 

まめ太;そんなつもりはなかったのですが、誤解を招いたなら申し訳ございませんでした、以後言動には慎みます。

 

と回答しておきました。

まぁ、内心は

 

ハァ?

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ちいかわのうさぎでしたがwww

 

まず、研修のときに何言ったかですが「どういうわけだか、薬剤部代表として研修受講者に選出されました。よろしくお願いいたします。」といって、質疑応答タイムでも質問しまっくってたんですけどね?よほどこの看護師の逆鱗に触れたみたいです。まぁ看護師は部外者なのでどうでもいいんですが。

考察です。

 

①そもそも沼の底病院の薬剤師はジョブ型採用ではなくメンバーシップ型採用である

SNS上でもこの時期言われてますが、「担当病棟が~」「チームが~」など異動の話をされます。いやいや、薬剤師ってそもそも「なんでもやります」といった約束でや雇われてますよね?医者だったら消化器外科医が皮膚科やらされるなんてないけど、そうじじゃないし。「がんがやりたい」「産科病棟がいい」「AST(感染対策委員)に入りたい」など色々あるとは思いますが、特定の業務は定員に限りがあるのでいつまでも居座り続けられたら他の人ができなくなります。一定期間やったら代わってくださいよ。後任に恨み節みたいなのつらつら言われても困ります。

そんなにその業務内容やら診療科が気に入ってるならいっそキッシーが育休中にオヌヌメしてた学びなおしリスキングなんていかがですか?その分野を開講している薬学部の大学研究室に入って好きなだけ論文書いたらどうですかね。もしくは直談判してその診療科のいっそのこと医局員になっちゃうとか?医局費払うから!って言ってカンファレンスとか一緒にしたり学会発表したらどうですか?もちろん業務外にね。

ちなみにまめ太はLaboの話は職場では聞かれたことに対する回答以外は一切話さないようにしています。これはくだらない"やっかみ”対策です。(担当業務で)グダグダ言うなら自分から行動起こせよって思いますね。

 

②意識高い系(笑)は厄介である

SNS上にもあふれてますよね、”意識高い系”。別に意識高い系を否定はしません。むしろ良く言えば頼りがいがあると思います。でも、逆に言うと”自分と同じことをすることを押し付けてくる”。これ、困ります。みんながみんな仕事に全てを捧げているわけじゃないです。家庭があったりそれぞれ事情があります。自分の基準を他人に強要してこないで下さい。

 

③仕事は師弟関係ではない

ナンチャラ専門薬剤師やら認定ってとるまでに症例やら試験やらがあって、先に持ってる人に教えてもらうことが往々にしてあります。これ、ものすごーく離れた人(主任クラスや年齢が離れている)ならまだそうでもないかもしれないんですが、同年代だとすごくやりにくいってことに最近気づきました。いままで自分は”お金を払って、業務外に”業務と無関係のLaboでBossをはじめとしたmemberと研究活動を行っていました(現在進行形)。これは純粋な師弟関係かもしれません、けど仕事は上司と部下の関係だったり同僚だったり関係性が異なります。そしてあくまで仕事なので別にコイツの成長とか知ったこちゃないです。だって、”正確に安全に薬剤師業務を遂行すること”が雇用主との約束ですから。とにかくやりにくい

 

事の発端はまめ太の口のきき方が気に食わなかったっということでしょう。まぁ、もう業務内容以外話す気はないですが、どういう言葉がよかったらんだろうと考えましたが「ご縁があったみたいですね」というのがいいんじゃないかと思います。これは、学生時代、偶然某ミスコングランプリの方のSNSで見かけたのですが「ご縁を大切に」「これもご縁ってことで」と多様されていました。まぁ、印象はいいですよね、まめ太もやってみることにします。

 

 

まとめ

・意識高い系(笑)とは関わらないがベター

 

・メンバーシップ型なのでかならず担当業務に終わりがくる。これを肝に銘じて後悔ないように仕上げる。そして去り際は潔く

 

・とりあえず「ご縁」と言っておく

 

 

今回のことを通して(いや、以前からも思っていたけどw)つくづく業務とは無関係のLaboに入ってよかったなと思います。いつまでも自分の担当に固執したり師弟ではない関係性ってやりにくくてシャーないンだわ。

 

 

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